VPS間でWordPressを移行する手順 Part.0<概要・準備編>
最低限の準備
ここからは実際の作業に入ります。
環境によっては多少設定項目が変わりますのでご注意ください。なお、今回は最低限かつ基本中の基本のようなことしか扱っていないので、本題は次回以降になるかと思います。
サーバの起動等
ひとまず旧サーバはそのままに、新サーバを起動します。HTTPを動かす云々の前に行う作業を済ませます。
今回の環境としてはUbuntu 18.04ですが、20.04でもそこまでやることは変わりません。他のディストリビューションの場合は適宜書き換えてください。
Nginx等は次の記事でインストールします。
sudo apt update
sudo apt upgrade
必要に応じてパスワード変更や公開鍵認証の設定、SSHのポート番号変更等を行って下さい。
念の為、ファイアウォールを先に動かしておきます。下記の設定では全アドレスからのアクセスを受け付けるので、SSHを22/TCPのまま使い続ける場合は適当な措置をとってください。
VPS会社でファイアウォールがある場合はそれを用いて簡易的に設定するのもありかもしれません。私は事業者側でFWがある場合でも、本番環境では念の為でOS側で改めて適用しています。
sudo apt install ufw
sudo systemctl enable --now ufw
sudo ufw default deny
sudo ufw allow ssh
sudo ufw enable
DNS変更の下準備
DNSのTTLを短くします。さっさと旧サーバをシャットダウンするために必要かと思います。
3600秒がデフォルトのサービスが多いかと思いますが、300秒くらいにしておくとスムーズに作業が進められます。
さいごに
次回以降本格的にサーバ構築を進めていきます。基本的に気が向いたら書く人間なのでだいぶ時間がかかる可能性があります。次回の記事に関してはサーバー内の設定を確認して、移行に際し変更した設定等を調べなければならないので少々ハードルが高いところがあります。(phpの設定確認が一番面倒かも。デフォルトとの違いとか…)
次回記事は公開次第、冒頭やこの付近にリンクを貼り付けます。(私は暇といえば暇ですが、気が向いたときに限って多忙ですので公開日未定となります。)