VPS間でWordPressを移行する手順 Part.0<概要・準備編>

概要

世間(?)ではWordPressでブログを作ろう!みたいな風潮がありますが、例外なく当サイトもその波に乗っております。先日(といっても数ヶ月前ですが)VPSを移行したので、その際の移行手順を記事にしたいと思います。
移行に際し参考にしたサイトは色々あったと思いますが、レンタルサーバー向けの記事が多く、1記事で完結するようなものが殆どなかったので将来の自分向けも兼ねてまとめたいと思います。

長くなるので、複数の記事に分けて書き、順次公開とします。構成変更と称して突然過去記事を書き換えることもあり得ます…。今回は概要や最低限の準備を書くPart.0として公開します。細かい操作は次回以降の記事で書きます。

これは余談ですが、移行に至る経緯としては、WebarenaのVPSを個人用で使っていましたが、それを別会社に移行させたので空いたところに入れてしまおうという形です。元々VultrのHighFrequencyプランで動いていましたが、アクセス数とスペックが釣り合っていない、円安で支払額が増加しているといったことで移行を検討していたところでした。

大まかな流れ

①LEMP環境を整える。
②DBを移行する。(phpMyAdminが便利ですね)
③WordPress本体を移行する。
④DNSを新アドレスに変更する。(またはNSレコード変更+新ネームサーバに登録)
(⑤メールサーバを移行する+MX・TXTレコード等の切り替え)

かなり雑に書くとこういう流れになります。メールは必要に応じてという形になります。そしてセキュリティ設定は忘れずにお願いします。※当サイトへの攻撃に使われても困るので敢えて全ては書きません。
基本的には旧サーバから新サーバに完全に移行してDNSが切り替わるまでは並行して動作させておきます。

そして、一応先に謝罪しますが、結構な量の移行・設定手順を記録し忘れたので一部抜けがあるかもしれません。エラー等の際はご自身で補完していただけると幸いです。

①LEMP環境を整える。

移行前サーバと中身は変えません。定番のLinux+Nginx+MySQL+PHPで構築します。
OSはちょっと古いですが、VPS会社で用意されているテンプレートの都合上、Ubuntu 18.04にします。

②DBを移行する。(phpMyAdminが便利ですね)

MySQLをエクスポートしてそのまま新サーバにインポートします。
今回はphpMyAdminを利用します。sqlのコマンドを叩いても良いのですがそんな気力はありませんでした。PHPの制限でタイムアウト等連発だった記憶がありますが、肝心の解決までの記録がない状態なので、現在の設定から推測して書きます。

③WordPress本体を移行する。

大体のサーバでは/var/www/html/にあるWordPress本体です。そっくりそのままFTPやSSH SCPを用いて移行します。

④DNSを新アドレスに変更する。(またはNSレコード変更+新ネームサーバに登録)

TTLを予め短めにしておくとスムーズに移行できます。データ移行やセキュリティ設定が終わった後にレコードを新サーバのものに書き換えます。
ネームサーバも移行する場合はNSレコードの書き換えなども必要になります。この場合は完全に切り替わるまで結構時間がかかる可能性が高いです。

⑤メールサーバを移行する+MX・TXTレコード等の切り替え

この項目は別途詳細に記事にはしません。
Postfix等が動いている場合は移行します。当サイトの場合、問い合わせフォームの返信用に動かしているだけなので、メールボックス等の移行をする必要はなく同じアドレスで作り直しました。必要に応じてSpamAssassinなどと連携して迷惑メール対策すると面白いです。

次のページで最低限の準備内容などを記載します。

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